2021年、拙著『本当の教育革命』が出版されました。

Kindle版 (電子書籍) / ペーパーバック：本当の教育革命

Kindle / Paperback: The Real Revolution in Education

🌟編集者よりコメント🌟

日向アミール氏の著書が出版されました。

この社会に、世界に、いま必要な教育は何か。

１. 教師や学校教育だけではなく、家庭における子どもの教育も視野に入れた内容です。

２. 長年あらゆる教育現場で教えてきた日向氏による、子どもとかかわるすべての大人に向けた渾身のメッセージです。

３. 問題を抱えた子どもや、発達障害のある子どもたちが、日向氏とかかわることで劇的に変わっていくのを、多くの教育現場の教師や保育士たちが目の当たりにしてきました。

最初はそれを日向氏の特殊な能力だと思っていた私たちも、この本を読んで、それが魔法ではなかったことを知りました。

それは日向氏が人知れず内面の革命を起こし続け、あらゆる場所で子どもたちと接するとき、教育の現場に立つとき、どんな姿勢で、どんな精神を持って、何をやるべきかを明確に、深く理解しているからです。社会をつくる子どもたちの教育のために、ある特定の親・教師や学校だけがこの教育を実践するのでは間に合わないのです。

⭐️子どもとかかわる大人たちに、一人でも多く、この本を届けたい。そんな思いで出版協力しました。これまでの教育に革命を起こす。

それは机上の空論と感じられるでしょうか。

そんなとき思い出していただきたいのは、これは日向氏のこれまでの実践と経験にもとづく内容であるということ、世界中にある数々の学校や、志をもつ多くの教師たちによって、ひたむきに実践されてきた教育も含まれているということです。

この教育革命は、決して、単なる理想論で書かれたものではないのです。教師や保育士だけでなく、子育てに悩む親御さんや、子どもとかかわるすべての方にお手にとっていただきたいと思っています。

未来を変えたいと本気で思うなら、今がそのときです。明日ではなく、今日がそのときなのです。

日向アミール　

武道家・教育家

スペイン生まれ。来日後、おもに子どもたちの教育に携わる。

合気道の聖地・茨城県岩間で修行した合気道四段の武道家。

総合格闘技に興味を持ち、国内外でマーシャルアーツを学んだ。

2019年、札幌に日向道場を開く。

合気道、エクササイズの指導に携わるかたわら、保育・療育、語学教育、通訳・翻訳、ツアーガイド、モデルなど幅広く活動中。

テレビ番組の出演をきっかけに、スペイン各地の主要メディアで取り上げられた。

CM・テレビでの技術指導と出演、その他メディア出演経験多数。

プロフィール詳細はこちら

https://ameblo.jp/hyugaamir/entry-12715943933.html

ご覧いただきありがとうございます。

札幌にある合気道➕マーシャルアーツ➕パーソナル・トレーニングの道場、

日向道場の日向アミールです。

日本では学校や会社だけでなく、体の不自由な人、障害を持った子どもや大人の支援に従事する施設で働いてきました。そのような場所ではよくあることですが、素晴らしい人々と出会い、そこで働く喜びも経験しました。彼らとともに私は多くのことを学びました。

人生で最も楽しかったのは、私の生徒である子どもたちと一緒にいられたことです。彼らはインスピレーションの源でもあり、私の力になってくれることも多々ありました。人間関係の鏡を通じて、子どもたちから多くのことを学ぶことができます。彼らの純粋さ、柔軟さ、彼らが若さゆえに持つことのできる良さも悪さも通じて。

一対一で真摯に彼らと関わるのであれば、子どもたちは、私たちの心に隠れているものを引き出すことができます。私の心は子どもたちに対して自然と開かれ、人生を通じて多くのことを教わってきたのです。

子どもたちはこの世界の宝であり続けています。この世界を変える唯一の方法は、彼らとの関係を通じて、教育における革命を起こすことでしかありません。

教育、それから武道も含めた芸術は、私にとってずっと重要でした。それは、自分自身をもっとよく見つめるだけではなく、全体的な人間として自分自身を完全に表現することができるからです。そしてそれは、人生すべてをまるごと洞察するために、自分の一番奥深いところ、脳内の細胞に変化を起こすからです。

拙著『本当の教育革命』に詳しく書いていますが、さまざまな理由から、これまで日本で教育に関わってきた日々を通して、教育、とくに子どもたちへの教育と芸術に接し、劇的な変化が必要であると考えるようになりました。

武道の稽古に打ち込むかたわら、日本のさまざまな学校で教えるうちに、人が自分のことをよく知るための教育、そして自分自身を完全に表現することを助けるような教育にますます興味を持つようになりました。それは、他人と競争して、あるいは良い仕事を得て、抑えの効かない消費主義を促進するような教育ではなく、人生を理解できるような感受性を持つ人、良い人間を生み出す教育です。これは疑いようもなくこの日本の社会に欠けているものであり、世界中の国に起きていることの一例です。

ですから、このような教育に取り組むために、まず自分自身から始める必要がありました。自分の脳に、それから自分の周りにも変化を起こすために、もう一度、一から自分を教育し直さなければなりませんでした。それは、人生の全体性を見るための新たな生き方でした。

この教育に取り組むという決断は、何年もの間消えることなく、常に私の心の中にありました。その決断を実現させるための第一歩として、私は日本に帰化しました。

日本の国籍を取得して泣いてしまったのは、新しいパスポートを手に入れたからではなく、それまでのすべての苦労を通して、自分自身の中に内的な革命を始めたからです。

ちょうどその頃、合気道の聖地と言われる場所で、十年以上の月日を合気道の師匠とともに過ごしていました。そこは福島からもそう遠く離れていない地域で、2011年に東日本大震災を経験しました。原子力発電所から漏れ漂う放射線と、いつまでも続く余震。私は新しいページをめくることにしました。

2018年、北海道に移住し、現在は札幌で稽古に打ち込みたい仲間が集まる場所として、日向道場を開き、合気道やエクササイズの指導にあたりながら、保育園と発達障害児に関わる仕事にも取り組んでいます。

子どもの純粋さと、燃える太陽のような力とともに、私たちはみんな一緒に最も大事な革命を、なくてはならない革命を起こせるよう願っています。

そのために、教育と芸術は基本となるツールです。そのツールを使って、私が今いるこの場所から新たに始めたいと思います。新たな始まり、新たな夜明けです。

　私たちの心に、日が昇るような炎を再び燃やしましょう！

　心は、太陽の炎のようにいつも燃えているべきだ！